2009年6月15日月曜日

吉光健大 展覧会「FLaT DaNCe」 in 香港


ARIという活動名で、アートマネージメントを始めてから約2ヶ月。早くも6月28日に吉光健大さんの展覧会が香港のBlue Lotus Galleryにて決まりました。

香港の中心から南に位置する、火炭(Fo Tan)芸術村。かつては香港の主な工場地帯の一つだったが、殆どの製造業が中国本土や東南アジアの国々へと移った後、工場だった多くの建物が空虚になり、数年前から若い芸術家が群落型の生活スタイルを求めて移り住んでいる、香港地区で最大の芸術群落である。今回の吉光健大の個展は、この香港からアイソレートされた場所で自身の代表作である金魚シリーズを披露。人間の観賞用に生産された金魚の模様だけを描く事によって、自身の欠落した姿を表現し、金魚の生産過程で生まれる奇形=ミスが、その工場生産される過程でシステマチックに作動する中で生み出されるミスにも重ね合わせている、これ以上にないベストマッチングな環境での試みである。吉光は常々「可能性を秘めた存在」に引かれている。優位な存在だと思っていたものが儚く崩れ、小さなものが驚異的、または脅威的存在に感じる事を常に意識しながら自身の欠落を描く金魚には、しかし、観賞用に生産された華やかな性があり、Blue Lotus Galleryの第2ステージ、Stage 1の小さいホワイトキューブが大きな金魚鉢に変身し、来場者を金魚が戯れ、ダンスする一見華やかに見える不思議な世界観へと導きます。来場者はやがて一緒に泳いでいるはずの金魚が、どこか儚げで不完全な存在に気づくでしょう。奇形もいます。その中で生まれる新たな自身の感情の動きに、来場者は気づくかもしれません。


会期:6月28日(日)- 9月13日(日)
時間:木曜日 - 日曜日 1-7pm(時間外の訪問は予約制となります)
オープニング:6月28日(日)4 – 6pm
会場:Blue Lotus Galley, Stage 1
G/F Unit 26, Wah Luen Industrial Building
15-21 Wong Chuk Yeung Street, Fotan, Shatin, Hong Kong
香港新界火炭黃竹洋街15-21號華聯工業中心A座G樓26室
tel +852 2526 6716

吉光健大
1978年、神奈川県生まれ。2002年、武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。国内では数々の個展、グループ展を重ねているが、今回の「フラットダンス」は、海外での初の個展となる。

ARI
ARIは、東京を拠点に国内のアーティストを世界に向けて発信し、又、海外のアーティストを国内に紹介する、アーティストマネージメントオフィスです。アーティストと企業、アーティストとギャラリー、アーティストとアーティスト等、それぞれで存在する可能性の種と種をオーガニック(有機的)に結びつけ、スパークする感動をもたらせてくれる作品に人々が出会うチャンスを広げて行く事をミッションとします。

Blue Lotus Gallery
Blue Lotus Galleryは2007年、Sarah Van Ingelgomによって、この火炭芸術村の中心に建つ工業ビルの一角に設立。以来、コンテンポラリーアートの展覧会のみならず、ビデオスクリーニング、トークショー、ミュージックパフォーマンス等、アーティストのプラットフォームとなるべく積極的にイベントを開催している。今回吉光の個展が開催されるStage 1は、その中でも特に新進的なアーティストにターゲットを絞った場所として、グループ展、個展を開催している。

展覧会詳細は、ARI中村までお問い合わせください。

ARI art management office
mobile  : +81 (0)80-3244-6992
fax         : +81 (0)45-546-2361
email    : yuka@ari-art.net

++

ARI, art management office, based in Tokyo, is proud to announce the opening of Tokyo-based emerging painting artist, Takehiro Yoshimits first solo show "FLaT DaNCe",  in Fo Tan, Hong Kong at Blue Lotus Gallery.

 ‘FLaT DaNCe’        by Takehiro Yoshimitsu

 An exhibition including drawings and paintings presented as an installation in Stage 1

 
 
Exhibition Dates : 28 June – 13 Sept
Opening : Sunday 28 June 09, 4 - 6pm
Exhibtion Venue : Stage 1
G/F Unit 26, Wah Luen Industrial Building
15-21 Wong Chuk Yeung Street, Fotan, Shatin. Hong Kong
香港新界火炭黃竹洋街15-21號華聯工業中心G/F26室
Opening Hours: From Thursday to Sunday, 1-7 pm 
(Otherwise on appointment)
                  
 
About the exhibition:
 
Artist statement:
I am interested in hidden possibilities. I believe that the powerful and the great can fall apart in an instant, and that the small and the weak are capable of having extraordinary and almost threatening power. I only paint the pattern of the gold fish and its appearance seems to lack something. I express fragility or an existence which includes possibility, incompletion, and imperfection.’Goldfish might be seen as boring creatures, artificially created to please the human eye but I believe their charm lies in their moving sense. They jump and dance around. Even when I feel life is flat and it looks like I don’t stand a chance, I always like to think that things might change when one holds a positive power. I would at least like to realize that I am trying.
 
About the Artist:
Takehiro Yoshimitsu, born in 1978 in Kanagawa Japan has had numerous exhibitions in Japan but will be shown for the first time in Hong Kong with this cute little exhibition called ‘Flatdance’. Stage 1 will turn into a large fishbowl where the visitor can become part of the installation, the goldfish dancing and swimming around him. Stage 1 is located at the G/F of the industrial builing in Fotan that also houses Blue Lotus Gallery and many aritst studio’s.  The location enhances the idea of the exhibition that beautiful creatures and things might come out of isolation and imperfect situations.

About ARI:
ARI is an art management office based in Tokyo, Japan, that presents Japaneseartists abroad and introduces artists from overseas to Japanese audiences.A work of art evokes different emotions, sensations, and ideas in every person.Even when an artwork was created to convey a certain message, it is ofteninterpreted differently. At times, however, art resonates instantly with its audienceand unifies them, unimpeded by barriers of language and culture.Our mission is to create a network of possibilities that organically connect people.
 
The artist will be present on the opening.

More pictures on request.

-- 
www.bluelotus-gallery.com 
+ 852 6100 1295



2009年6月10日水曜日

太極拳代わり??

北京の最後の夜、ものすごいものを見てしまいました。

場所は、んんん〜、なんてったっけ?故宮の北に位置する有名な池、というか、湖の入り口付近なんですが、この日はから〜い湖南料理を私の最後の晩餐にってことでご招待を受けたのですが。到着したら、老若男女ユーロだかハウス系の4つ打ちリズムで、日本で2000年頃流行ったユーロ顔負けでみな勢揃いで同じ振り付けで踊っていました。しかも、おばちゃんとかも。

これ、北京の流行なの??



一緒に行ったギャラリーの人もびっくり。でも、アイハブノーアイディア、とのこと。

ダンスの横では、にやにやしたおっさん達がギャンブルやら習字やらやってるだけです。

なにがなんだかもう、、、おそるべし中○人ってことで。
おばちゃんとか、可愛かったけど。。



2009年6月3日水曜日

798芸術区 : 北京



アートの世界に行こうとしてからはや4年。今更ですが、始めてアジアコンテンポラリーアートの原点とも言える北京の798芸術区に言ってきました。

感想:おしゃれな村?

とにかくでかい。ギャラリー、一体いくつくらいあるんでしょうか。
通りを歩いていても、いたるところに大きいスカラプチャーが目につきます。
ギャラリーだけではなく、オシャレなカフェやレストランがいくつも点在し、インテリアショップ、ブティック、路上で(コピー?)CDやDVDなども販売。上海の莫干山路50号(M50)も大きいな〜って思ってましたが、あそこの10倍くらいあるかな。ディズニーランドくらいあるかな。もう、一つの村です。大きい電気屋さんも隣接してるし。暮らせます。




ちょっと惜しかったのが、中国人経営のギャラリーは、ちょっとしたところが雑で、ネームとクレジットが曲がってたり、剥がれかけてたり。大陸人の性なんですかね、この雑っぷりは。でも、アートはどれも大きくって、元倉庫だったスペースを存分に使いきる作品ばかり。日本や香港のギャラリーはどうしてもこじんまりして、大きい作品は美術館で、っていう風潮がある中、美術館並みの展示ができるので、多くのギャラリーはきちんとキュレーターを抱えて、スペースを存分に使い、企画展を開催しています。

あと、やはり毛沢東時代のなごりをきちんと残しているので、いたるところに共産党のシンボルマーク、赤い星も見え隠れしていました。

こんな感じです。リアルです。





赤いですね。

そして、工場のテーマパークがごとく、そのままの原型を留めている建物のシルエット。













まだまだ共産党から圧力はあるのでしょうが、その共産党をも巻き込んでこういう芸術地区を作ってしまうんだから、本当にこの国のパワーを感じざるを得ません。



このシリーズ、ちょっとびっくりしました。いいのかな。




結局4時間かかっても、全部見れませんでした。足が痛くてどうしようもなくなり、集中力もなくなり、疲れ果てました。

泊まっていた所は、草場地(チャオチャンディ)というアートエリアだったのですが、なんと、泊まっているLi Space以外、一つもそこのギャラリーを見れませんでした。完全にスケジュールコントロールのロストです。でも、ローカルなオークションのプレビューを3つ見る事ができたので、そのほうがよかったかもしれません。完全にローカルなオークションなので、かなりマニアックな作品と見積もり価格が見れて、市場調査にはうってつけでした。壷類も見れました。高かったです。





2009年6月1日月曜日

北京の意味

北京出張の目的は、上海の友達からの紹介で、日本で展覧会を希望しているイギリス人女性アーティストのHelenに会うことでした。

彼女は、数年前に北京に移住し、北京の古い街、胡同(ふーとん)に猫と一緒に住んでました。



一時、北京オリンピックの時に、この古い胡同を取り壊し、強制退去を強いられていた住民が報道されていましたが、胡同は部分的にではなくいたるところにあり、あの報道は一部の地域の話だったんだな、と認識しました。行かないとわからないもんですね。



北京には意外な再会も待ち受けていました。それは、私をこの現代アートの世界にひっぱりこんだ張本人であり、私が4年間憧れ続けている、中国の現代アートに革命を与えた重要人物であるインディペンデントキュレーターの顧振清(グ・ツェンチン)との再会でした。彼は、Visual Productionsという雑誌の編集長もしていましたが、この経済状況の中、一時見合わせる方針を打ち立てていた事は友人を通して知ってはいましたが、私が再会した顧振清はさらに精力的に世界を相手に、まさにキュレトリアルマシーンが如く飛び回ってました。

ARTiTを通して私は彼を知り、そして、色々な経過を経て知り合いになったわけですが(詳細自ブログ)、彼の経営する文化&芸術センターであり、ギャラリーでもある北京のLi Spaceのゲストルームになぜ私が招待された訳は未だ持って理解不能なわけです。北京は、アジアアートどころか、今や世界の現代アートの中心になりつつあり、上海出身の彼は上海のアートシーンに、それまで政治との癒着でしかなし得なかったアートに、半ば暴力的とも言える方法で経験的な展覧会を通して革命をおこし、その後中国初の現代美術館を上海に建て、その後北京を拠点に構え、北京のアートエリアである798草場地にそれぞれスペースを持つに至り、そして世界のビエンナーレや美術館のキュレーターを勤めながら、今度北京に設けられる美術館のディレクターも勤め、、、、一体彼はどれくらいの事を生きているうちに成し遂げるんでしょうか?そして、そんな彼に期待され、私に一体何ができるのでしょか?まったくもって摩訶不思議なのです。

北京は、行っても行かなくてもどっちでもいいかな〜なんて思ってたわけですが、実際、今後の私の方向性をかなり揺さぶる滞在となり、少々、いや、かなり困惑気味なわけです。

ちなみに、写真はLi Spaceのりっぱな展示作品です。14時間アーティストと今後のアートについて語り合い、ビデオとその痕跡を展示し、ディスカッションした内容を文字化して展示していました。今後、このディスカッションを中国の詩として歌のパフォーマンスを行う予定だとのこと。どこまで革新的なんでしょうか。驚きます。







2009年5月31日日曜日

上海09


上海の友達宅です。この家にずーっと泊まって、勝ってにオフィススペースを作って仕事してました。でも、インターネット環境が悪く、ちょくちょく友達カップルの寝室にある有線を使うためにベッドに座って、最後のほうはベッドが私のオフィスになっていました。






上海では、営業というより、香港の疲れを癒したり、以前からおつきあいのあった人たちに自分のやってる事を報告し、ちょっとした話をまとめにいったりしてたので、わりとのんきに過ごしていました。




友達がアートマネージメントオフィスを構えているオフィスに遊びにいったのですが、いつ政府に取り壊されるか分からないふる〜い集合オフィス兼住宅兼工場?みたいなところがアートスペースになっていました。



そして、たまには飲みに行ったりもしました。



この日は、友達の友達のアーティストのオープニングに行って、今、流行の1933という、昔のミートマーケットをリノベーションした建物の隣の建物のファクトリーというところに写真のオープニングに行き、お腹がすいたので香港系のレストランに食べに行き、4時くらいまでひっぱりまわされました。


香港インターナショナルアートフェア09



5月10日〜29日まで香港、上海、北京出張に行ってきました。
メインイベントは香港インターナショナルアートフェア09の視察とギャラリーへ営業に行くこと。


アートフェアは、想像以上の盛り上がりでした。アートフェアのオーガナイズがすごい、というよりは、出展者の質が非常に高く、まさかここまでのクオリティーのものが香港で見れるとは思わず、行って良かったと思いました。世界トップギャラリーのロンドンのホワイトキューブや、ニューヨークのガゴシアンギャラリーを初め、日本のコンテンポラリーアートギャラリーや韓国や台湾のギャラリーも多数出展してました。その中で、地元香港のギャラリーの出展があまり目立たなかったのがちょっとひっかかったので、出展者の一人である、私が営業にいったArt Beatusという香港でも老舗のギャラリーのディレクターに聞いてみたところ、香港アートフェアはアジアのアートの発信になっているので、国際化を目指しているフェアにとって外国出展者に対してはわりと寛大だそうですが、地元に対してはその分厳しい判定をしているそうで、そのため出展が少ないのだそうです。





そんな中、私はアートフェア出展ギャラリー狙いで行ったので、優秀な出展者の多くにコンタクトする事ができました。そして、なんと3つも別々のアーティストの展覧会が決まり、少々困惑気味ですが、一応今回の出張は成功と言える出張となりました。日本で準備に2ヶ月、自宅に籠りコツコツと準備していたかいがありました。なんとも感慨深い気持ちです。後は、時間との戦い。一つは6月末の展覧会なので、契約交渉と作品選びとテーマや展示方法を決めるのに、毎日根を詰めている状態。

このままだと、しばらく香港に住んでいたほうが仕事が進めやすいな、と思う次第でもあり。

香港は、地理的にかなり南にあるにもかかわらず、アジアきっての情報発信源の自負もあり、みんなよく働き、街はいつも人で溢れかえっていて、私なんかは、暑さにまいって悲鳴をあげそうなぐらいでした。でも、あのパワー。ぐっとくるものがあるんだな。そして、ふとした所に隠れている香港の別の表情を見るのが大好きなのです。






2009年5月5日火曜日

香港、上海、北京

出張で香港、上海、北京を回ってきます。

目的はアートの市場調査と、お抱えアーティストの企画・展示の可能性を探ること、あとはもっぱら人脈作に専念。色々なギャラリーやアートスペースを訪れようと思っています。


まず、香港:5月10日〜5月15日


香港では、ギャラリー訪問と、Hong Kong International Art Fair 2009を見ることが中心。その他に、なんとNYの大学時代の同級生が、映画界でスタイリストをやっているので、遊びに行こうと思っています。っていうか、香港の映画産業、めっちゃ羨ましいです。昔(今でも)、ウォンカーワイとジャッキーチェンに憧れて目指していたし。どのポジションでってわけじゃないんだけど。その辺じっくり聞いてこようと思っています。

香港から上海は飛行機が高いので、一旦香港から深圳へ移動。そこで一泊しようと思います。せっかくだから、半日くらい観光できるスケジュールでも組みましょう。


次は、上海:5月16日〜23日

上海在住の友達が、庭付き一軒家を借りてリノベーションしたので、お誘いを受けました。でも、一旦行く事を決めると、次から次へと用事がでてくるから不思議。まあ、勝って知ったる上海だから、ちょっと息抜きしながら(上海なのに)四川よりも激辛な湖南料理を堪能してこようと思います。

最後に、北京:5月23日〜5月29日


始めての北京ですが、なんと憧れのGuさんが、自分が経営しているLi Spaceというギャラリーのゲストルームに泊まっていいよ、とのこと。ドキドキしてます。Guさんはメールの最後は必ず「あ〜、展覧会の準備で忙しい。」と締めくくるのです。手伝って欲しいのかな?手伝いましょう!泊めてもらうんだし。いやいや、メインは北京在住のロンドンのアーティストに会いに行くことなんです。日本での展覧会を希望しているので、じっくり話を聞いてこようと思っています。実現できればいいですね。

全体的にメールと携帯は通じますが、北京滞在中はPCメールが使えない可能性があるので、急用の方は通話は高いので携帯にメールをください(liquidblue75@t.vodafone.net.jp)。

上海在住の方、一緒に遊んでください。