2009年6月3日水曜日

798芸術区 : 北京



アートの世界に行こうとしてからはや4年。今更ですが、始めてアジアコンテンポラリーアートの原点とも言える北京の798芸術区に言ってきました。

感想:おしゃれな村?

とにかくでかい。ギャラリー、一体いくつくらいあるんでしょうか。
通りを歩いていても、いたるところに大きいスカラプチャーが目につきます。
ギャラリーだけではなく、オシャレなカフェやレストランがいくつも点在し、インテリアショップ、ブティック、路上で(コピー?)CDやDVDなども販売。上海の莫干山路50号(M50)も大きいな〜って思ってましたが、あそこの10倍くらいあるかな。ディズニーランドくらいあるかな。もう、一つの村です。大きい電気屋さんも隣接してるし。暮らせます。




ちょっと惜しかったのが、中国人経営のギャラリーは、ちょっとしたところが雑で、ネームとクレジットが曲がってたり、剥がれかけてたり。大陸人の性なんですかね、この雑っぷりは。でも、アートはどれも大きくって、元倉庫だったスペースを存分に使いきる作品ばかり。日本や香港のギャラリーはどうしてもこじんまりして、大きい作品は美術館で、っていう風潮がある中、美術館並みの展示ができるので、多くのギャラリーはきちんとキュレーターを抱えて、スペースを存分に使い、企画展を開催しています。

あと、やはり毛沢東時代のなごりをきちんと残しているので、いたるところに共産党のシンボルマーク、赤い星も見え隠れしていました。

こんな感じです。リアルです。





赤いですね。

そして、工場のテーマパークがごとく、そのままの原型を留めている建物のシルエット。













まだまだ共産党から圧力はあるのでしょうが、その共産党をも巻き込んでこういう芸術地区を作ってしまうんだから、本当にこの国のパワーを感じざるを得ません。



このシリーズ、ちょっとびっくりしました。いいのかな。




結局4時間かかっても、全部見れませんでした。足が痛くてどうしようもなくなり、集中力もなくなり、疲れ果てました。

泊まっていた所は、草場地(チャオチャンディ)というアートエリアだったのですが、なんと、泊まっているLi Space以外、一つもそこのギャラリーを見れませんでした。完全にスケジュールコントロールのロストです。でも、ローカルなオークションのプレビューを3つ見る事ができたので、そのほうがよかったかもしれません。完全にローカルなオークションなので、かなりマニアックな作品と見積もり価格が見れて、市場調査にはうってつけでした。壷類も見れました。高かったです。





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