去年は、ヒルズの真向かいにある新しいイベントスペースでやっていて、建物の1階と地下の2階構造をうまく利用して、なかなか見応えのある展示になっていました。今回は、ヒルズ内の森ビルの40階、ということでビルのワンフロアーがそのフェア会場になっていましたが、去年とは比べ物にならないくらい貧相になっていました。出品作品はどれも素晴らしかったのに、会場が会場なだけに、どことなく文化祭ののりっぽく見えてしまったのは、私だけでしょうか。
それぞれのブースは狭く、壁いっぱいにフォトアートが展示されていました。しかも、それぞれのブースでも個性が出しにくいようで、本当にどのブースも同じ様に見えてしまいました。
ああいう無個性な会場を借りるのであれば、努力して会場を個性的にしないと、せっかくの3連休にわざわざ六本木まで行き、1,500円出して入場した事にちょっと納得のいかなさを覚えてしまう人もいるのではないでしょうか。
と、ちょっと辛口な意見がいいたくなるのも、それぞれの作品自体は素晴らしく、ここにこの作品があるのがもったいない、という感じを受けたからです。個々のギャラリーの展覧会ではなく、あくまで「見本市」なわけなので、「作品だけを見る」という目的があればいいのかもしれませんが、、、私は少なくとも「来年もまた是非、今度は友達も誘って行きたい」という気持ちには少なくともならなかった、ということです。
開催側も色々と大変なんだろうとは思いますが、せっかく開催するんであれば、しかも去年はとてもよかったのに、、、少しもったいない気がしました。会場の問題なのでしょうかね。それだけではないと思いますが、でも場所の問題も多分にあると思います。
フェア自体の感想とはうらはらに、泣き出すくらい感動した作品に出会えたので、私的には大満足でした。貯金があったら間違いなく買っていました。
その作品については、次のブログで紹介します。
東京フォト2010、今日(9月21日)で終了です。
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