2010年1月9日土曜日

明けましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。

2009年の年明けには、まさか自分が独立してアートマネージメントをするとは思ってもみませんでした。というか、出来るとは思ってもみませんでした。

1月末にギャラリーを辞めて、しばらくこれからの事を考えつつ、ハローワークに通っていた日々を思い出します。

いくら就職活動をしようと思っても、募集の内容を見るとどれも「時間がもったいない」と思ってしまう自分がいて、元々目指していた映画監督をもう一度目指してみようか、などと思って台本をまた書き始めたり。

ギャラリーに勤めてから、コンテンポラリーアートに少々嫌気がさして、というか、国内のシステムというか、人間関係とかにも疲れてしまった事実が大きく影響していたかもしれません。しばらくアートから離れたい気持ちが大きかったのですが、今一度前の会社を辞めた時の気持ちを思い出してみました。

「少しでもアートが人々の身近な存在となって、作家からのメッセージが詰まった作品から物の見方を変える事ができる程の衝撃を受ける事ができる事を人々に伝えたい。」

「そういう作品に人々が巡り会うチャンスを少しで作って行きたい。」

こういう気持ちがあったという事を、日常化したアート生活の中で忘れていたのが、2009年1月のこと。

色々な気持ちが重なり合う中、5月、5人のアーティストのポートフォリオを抱えて香港インターナショナルアートフェアに時期を合わせて単身香港へ行き、アジア一のアートフェアでマーケットの動向とクオリティを確認しつつ、無謀かもしれないと少々気後れしながらもギャラリー訪問でアーティストのプレゼンに踏み切ってから、上海、北京、台湾、シンガポールと活動範囲を広げて半年以上が経ち、私のにとっての「飛躍」の2009年が終わりました。

活動以来、予想以上の成果に一瞬浮き足立ちそうにもなりましたが、今年は去年の成果を確実なものにできるよう、「堅実」という言葉を抱負に掲げて行こうと思います。

2010年も引き続き、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

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