2009年7月12日日曜日

香港の火炭芸術村での初個展!台風の到来と共に・・・





先週、香港から帰国しました。

ARIのアーティスト、吉光健大の香港での初の個展の設置とオープニングに行ってきました。

当日は台風が来てて、天候が悪かったせいもあって人数は多くはありませんでしたが、にぎやかでなごやかな雰囲気のオープニングになりました。インスタレーションの精度が高く、来場者からとてもいい評価を得られたので、是非開催を1ヶ月延ばさせてもらえないか、とギャラリーからオファーがありました!どんどんやっていただきたいものです。



今回は、ARIの谷口登茂子さんも応援に駆けつけてくださり、3人でまる2日かけて「金魚鉢」をキーワードにインスタレーションしました。壁の色は、ブルーグレーに最初から塗っていただき、床はむきだしのコンクリがちょっと汚かったので、絨毯を買ってきてもらって引いたら、とても清潔感ある空間に変わりました。金魚鉢なので、最初は水の中のゆらめく感じを布で表現しようと思ったのですが、作品鑑賞の邪魔になるので、ライティングで奥行きを出して水感を出すなど、できる範囲でベストなインスタレーションができたと思います。

谷口さんが長年ウィンドウディスプレイをやっていらした方なので、今回の空間作りは教えていただいた事が沢山ありました。私の最初のアイディアに対して、「違う」という言葉を沢山もらいました。でも、私は否定するだけではいいものはできないと思い、何が違うのかを徹底的に彼女から聞き出すために、討論を繰り返しました。経験者から教えてもらう事は沢山あります。でも、多くの場合、本質までたどり着けずにいるんじゃないかと思います。同じ言葉を使っていても、教えられている方に同じレベルの認識がなければその教えは無駄になってしまいます。後でわかるケースもありますが、諦めないでその言葉の意味を徹底的にその場で理解しようとすると、その感覚は一生自分のものになるものなんだと、再認識しました。

ちなみに、当日の雨っぷりはこんな感じでした。不快指数150%
これでよく人が集まったな、という感じです。



オープニングに来ていただいた人と、夜に近くの屋台で。料理はどれも絶品でした。




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