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2011年1月24日月曜日

丹野直人 個展「夜窓」@原宿test



丹野直人の個展「夜窓」が原宿の帽子屋さんtestにて開催中です。

帽子やさんとのコラボ展示なので、展示の仕方とかは正直あまり期待していなかったのですが、入り口の廊下全部を展示会場として使わせてもらっていたので、正直かなり見応えありました。店内のアンティーク家具をうまく利用して取り入れ、また、帽子屋さんならではの棚の利用の仕方も工夫されており、丹野さんが自ら用意してきた絵のディスプレイ台も、絵を良く際立たせていました。

それから、帽子屋さんとのコラボレーション作品がすばらしかったです。丹野さんのエッジでクールなテイストが、黒ベースの帽子によく機能していて、商品価値も高いですね。私が男だったら欲しいと思いました。

まだまだやっていますので、是非足を運んでみてください。

【丹野直人 個展 "夜窓"】


会期:2011年1月15日(土) - 2月10日(木)

開催場所:test 東京都渋谷区神宮前3-22-6

営業時間:11:00-20:00

TEL:03-5775-1537

URL:http://www.weavetoshi.co.jp/whoweare_j.html



2010年12月14日火曜日

丹野直人「シブヤスタイルVol.4」に参加!



丹野直人が、西武渋谷店で開催される「シブヤスタイル Vol.4」に参加いたします。

次世代のアーティストを紹介する展覧会として第4回目を迎える「シブヤスタイル」には、60名程の若手アーティストが参加し、ペインティング、ドローイング、立体、陶芸など様々な作品が展示されます。

シブヤスタイル vol.4


会期:2010年12月16日(木)〜12月26日(日)

会場:西武渋谷店 B館8階 美術画廊

   〒150-8330 東京都渋谷区宇田川町21-1

   http://bit.ly/fIaSGs





緒方陽一個展「Pony E'rosif」が開催!


「山猫」2008年 紙・水彩・ファンデーション・ミクストメディア 30 x 39.5 cm


緒方陽一の個展「Pony E'rosif」が湯島にあるRoid Works Galleryにて開催されます。

オーピニングは12月19日(日)の17:00〜です。当日は、モデルに緒方作品の彫刻「ヘッドドレス」を装着させ、パフォーマンスが繰り広げられ、緒方の独特の世界観が堪能できるはずです。是非足をお運びください。


Pony E'rosif


アーティスト:緒方陽一
会期:2010年12月19日〜12月25日
オープニング:12月19日 (日) 17:00
会場:東京都文京区湯島4丁目6-12-1F
TEL:03-3812-4712
営業時間:会期中無休 12:00 – 21:00
http://www.roidworksgallery.com/







2010年12月12日日曜日

台湾でのハートウォーミング


11月中旬に台湾に行って来ました。もちろん出張です。
今回の出張は、単純に営業目的のためだったので、経費を押さえる為に安宿を決めたんですが、これが本当に情けなくなるくらいの安宿で、窓からのすきま風に悩まされ、机においたなめかけのキャンディーに虫が湧いていたのには、本当にぞっとしました。唯一救われたのが、ベッドのシーツと布団が清潔だったことくらいです。

台湾の営業活動は、予想通り、、、というか、さんざんな結果となり、本当に身も心もぼろぼろになっていました。これは出張最終日に、台北でも有名なギャラリーから得た情報なのですが、日本アートが何故受け入れられないかと、とっとつと説明があり、彼が体験した事や言っていることは彼にとっても真実だし、それ故の結果かとも思い、一方で納得し、一方では納得できない鬱々とした気持ちをずっと抱えていました。一方、仕事とはうらはらに台湾にはいい友達の縁があり、台北をベースにしていたのですが、台中の、それこそ台湾で一番いいギャラリーの一つ「Da Xiang Art Space」のオープニングに招待され、台中まで足を運びました。新幹線で約1時間、重苦しくていやな雰囲気に包まれた台北から、気候が温暖で開放的な台中へと移ったおかげで、鬱々としていた気分が一気に晴れ、持って行った冬物のコートを投げ捨てたい気分にかられました。

Da XiangのオーナのChungさんは、トロントに移住した中国人フォトグラファーの段岳衡さんの個展を開催し、ギャラリーだけの展示に留まらず、Volkswagenの台中での2店舗でも展覧会も開催し、本当に精力的にこの才能溢れるアーティストを支援していました。Chungさんは言ってました「このアーティストが台中に浸透するまでまだまだ時間がかかると思います。でも、辛抱する事もアーティストを広めて行く行為には重要なことなのよ。」




このアーティストには、30代の娘さんが同行していました。彼女は、ご両親が住むトロントとは別に、自身の勉強のために北京に滞在し、ギャラリーで彼女自身のキャリアを育んでいるそうです。ギャラリーには内緒で父の為に台中に同行し、一生懸命お父さんの功績を写真に収めていました。この台中で最も優れたギャラリーでお父さんの個展を実現したのは、彼女自身がDa Xiangに働きかけ実現したと言います。本当に献身的にお父さんの裏方をしている彼女を見ていると、私も5年前に亡くなった父の事を思い出し、何故だか涙が止まりませんでした。




私は彼女とはうらはらに、生前父の事が嫌いでした。小さい頃、洋服のブランドのオーナーをしていた父は、横浜の家に週何回しか帰宅せず、会えばお小言ばかりだったので、あまり父を慕っていませんでした。結局、突然言い渡された大腸がんの発見が遅く、一旦手術をしたものの、余命宣告のあったちょうど6ヶ月の終わりに息を引き取りました。亡くなってからしばらくして、私は本当に父の事を愛していた事に気づき、気づけば、父が生前思いをはせていたアートの仕事に私自身が従事し、また、アパレル方面の仕事もさせていただき、父には息子がいなかったので、私が全て父のしたかったことを受け継いでいるのか、などと考えると、もっと生前協力し合えたのではないか、という思いがあり、このアーティストの父娘に自分の姿を重ねて想いが膨らんでしまったのかと思います。

ギャラリーの人やこの父娘は、私が突然泣き出すものだからびっくりしていましたが、一緒に泣いてくれました。それこそ、抱き合って。ちょっと恥ずかしいですが、みんな家族の愛だったり感動だったりは、あまり表に出せないのが、きっかけがあるとその想いって簡単に表面化するものなんだと、別の視点から改めて思いました。

台湾の市場は、今、日本のアートにあまりいい感情を持っていない事は事実のようです。それは、質とかそういう問題ではなく、過去3年間程に日本のアート関連事業が台湾市場に向けて行ってきた事への失望がもたらした結果なんだろうと思います。しかし、私は私独自で誠意を持ってやっていけば、時が経ち、きっと道は開けると信じています。現に、少なからずではありますが、今回の出張で道は開かれつつあると確信する部分があったからです。現地に足を運び、独自の感性でリサーチしないと分からない部分が色々あるんだな、という事を今回の旅で思い知らされたし、きちんと別にご褒美ももらって帰って来れたのは、今の私には充分過ぎるくらいの収穫でした。






2010年9月20日月曜日

心、動かされる

私の小中高に「大野」という同級生がいました。

大野には世界的に有名な舞踏家のおじいちゃんがいて、キリスト教の学校に通っていた私たちのクリスマス礼拝に毎年だったかな?クリスマスにちなんだパフォーマンスを披露してくださっていました。

その踊りは、まだ小さい私たちには深すぎて理解できない部分が多々あったとはいえ、独特で一回見たら忘れられない程のインパクトがありました。


昨日、六本木で開催されているフォトアートの見本市「東京フォト2010」を見て回っていると、突然「大野のおじいちゃん」が目に飛び込んできました。Zen Foto Galleryという渋谷にあるギャラリーのブースで、舞踏家をテーマに写真を展示していたんですが、その作品の中の何枚かに大野のおじいちゃんが写っていました。

「大野一雄」というんだ、とこの時初めて知りました。この20年で、私はすっかりアートに関わりのある人間になっていた為、昔イメージしていた大野のおじいちゃんとは違う視点で「大野一雄」氏が被写体となった写真作品を見進めていくと、ブースの奥のほうに鼻にチューブを付けて口を開いて表情を作っている老人の顔だけの写真が突然表れました。

きっとこの方も大野氏だろうと思い、クレジットを確認すると2010年の作品、という事になっていました。私が小さい頃、既にお年を召していらっしゃったけど、この顔だけの写真から察するに、想像を遥かに超えたお年になっている事に間違いはなく、一つは、顔の回りは真っ暗で、顔だけが浮かび上がった写真、もう一つは、ベッドの上を花で飾られた、これも顔と花だけの写真。儚げなこの2つの作品に付けられた題名は「last dance」。

私がじっと見入っていると、ギャラリーの方がこの作品を撮影された写真家である池内功和さんを紹介してくださり、撮影の時の様子を教えてくださいました。

池内さんが大野氏を最期に訪れた時、すでに眼球と顔の表情筋の一部しか動かす事ができなかったそうです。しかも、撮影する目的で訪れたわけではなかったらしいのですが、撮られるのが何より好きだった大野氏は、カメラの前で、その不自由な体に臆する事なく顔だけでパフォーマンスに挑んだと言います。

池内さんは言いました。「大野さんは、義務とかそういうレベルではなく、本当に踊りが好きで最期の踊りをしてくださいました。」最期までああして好きな舞踏を続けて来れた事は、はたから見ていても幸せな人生を過ごされたんじゃないかと思います、と池内さんはおっしゃっていました。

ベッドの上でのラストダンスにシャッターを向けるチャンスがあった事を、写真家として嬉しく思う、と池内さんは静かに私に言いました。


東京フォト2010

昨日、六本木で開催されているアートフォトフェア「東京フォト2010」に行って来ました。

去年は、ヒルズの真向かいにある新しいイベントスペースでやっていて、建物の1階と地下の2階構造をうまく利用して、なかなか見応えのある展示になっていました。今回は、ヒルズ内の森ビルの40階、ということでビルのワンフロアーがそのフェア会場になっていましたが、去年とは比べ物にならないくらい貧相になっていました。出品作品はどれも素晴らしかったのに、会場が会場なだけに、どことなく文化祭ののりっぽく見えてしまったのは、私だけでしょうか。

それぞれのブースは狭く、壁いっぱいにフォトアートが展示されていました。しかも、それぞれのブースでも個性が出しにくいようで、本当にどのブースも同じ様に見えてしまいました。

ああいう無個性な会場を借りるのであれば、努力して会場を個性的にしないと、せっかくの3連休にわざわざ六本木まで行き、1,500円出して入場した事にちょっと納得のいかなさを覚えてしまう人もいるのではないでしょうか。

と、ちょっと辛口な意見がいいたくなるのも、それぞれの作品自体は素晴らしく、ここにこの作品があるのがもったいない、という感じを受けたからです。個々のギャラリーの展覧会ではなく、あくまで「見本市」なわけなので、「作品だけを見る」という目的があればいいのかもしれませんが、、、私は少なくとも「来年もまた是非、今度は友達も誘って行きたい」という気持ちには少なくともならなかった、ということです。

開催側も色々と大変なんだろうとは思いますが、せっかく開催するんであれば、しかも去年はとてもよかったのに、、、少しもったいない気がしました。会場の問題なのでしょうかね。それだけではないと思いますが、でも場所の問題も多分にあると思います。

フェア自体の感想とはうらはらに、泣き出すくらい感動した作品に出会えたので、私的には大満足でした。貯金があったら間違いなく買っていました。

その作品については、次のブログで紹介します。

東京フォト2010、今日(9月21日)で終了です。


2010年7月10日土曜日

「Welcome to Electricity」by :phunk Diesel Denim Galleryにて個展開催!

私の友人でもあるシンガポールのコンテンポラリーアーティストであり、クリエーティブ集団でもある:phunkの東京での初の個展が、青山のDIESEL DENIM GALLERYにて7月23日〜10月11日まで開催されます。


"Welcome to Electricity" by :phunk
会期:2010年7月23日〜10月11日
オープニング:7月22日(木)18~21時
会場:Diesel Denim Gallery Aoyama 2F
住所:東京都渋谷区南青山6-3-3
TEL:03-6418-5323
開館時間:13~20時
休館日:不定休
http://www.diesel.co.jp/denimgallery

展示会について

"ELECTRICITY"は、2006年に発表されて以来、手法を変えて連鎖されてきた:phunkの代表作であり、彼らのつきる事のない旅への憧れを投影したメガポリス(巨大都市)です。"ELECTRICITY"には、彼らが実際に訪れた世界中の都市のディテールが、あらゆる多様性を圧し殺すことなく並存しています。

"ELECTRICITY"で歓迎されるのはグローバリゼーション・スピリット。東洋・西洋の区別がないこの都市は"Love"を共通言語とし、若々しい創造力をエネルギー源としています。我々はそこに、すさまじい成長のただ中にあるシンガポールという都市国家のイメージを二重写しにするでしょうか。

今展のため、ファンクの4人のメンバーが全員来日予定。
東南アジアを代表するアーティストの作品を見るチャンスをお見逃し無く!



2010年3月23日火曜日

香港「呼吸」展のオープニング



3月5日〜26日まで開催している谷口登茂子さんと吉光健大くんの展覧会「呼吸 | Breathing」のオープニングに香港まで行って来ました。谷口さんと吉光くんも一緒に行って、設置やライティングなど一緒にやってくれたので、助かりました。とっても。


香港は去年の5月以来今回で4回目の訪問となり、ビジネス関係や交友関係の和も広がり、殆どの知り合いの人が駆けつけてくれたんですが、なんといってもArt Beatus GalleryのPRがきっちりしていたので、メディアの方や、Art Beatusのお客様はもちろん、広告を見て来てくださった日本のファンの方、アーティストの方など、本当に多くの方が来てくださり、会場が人であふれ、8時までのオープニングだったんですが、9時近くまでギャラリーを締められず、本当に感激と充実感で胸がいっぱいになりました。





この時初めて聞いたのですが、Art Beatusは開業20年程の老舗ギャラリーにも関わらず、日本人にキュレーションを頼んだのは初めてだった、とのことで、先に聞かないでよかった〜と思いました。聞いてたら、こんなのびのびとできなかったかもしれません。





一緒に仕事をやってみて、本当にいいギャラリーだとつくづく思いました。スタッフの心使い、アーティストへのホスピタリティ、何でも受け入れてくれる懐の深さ。驚いたことに準備期間中、殆どNOと言われませんでした。こちらも、無理は言わず、要求された事以上に応えた、という実感もあったんですが、それにしても!です。

実は、オーナーのアニーさんはずっとご病気でオープニング前日まで家から一歩も外にでれない状態だったらしいのですが、私たちがわざわざ日本からオープニングに来る、という事で、体調管理をされ、復帰第一目にオープニングに来てくださったのです。なかなか人が引かないオープニング会場を無理矢理締めてからレストランに連れ出してくださり、目が飛び出るくらいおいしい上海料理をこれ以上食べられないくらいご馳走してくださり、なんと11時近くまで私たちをもてなしてくれたんです。


新しく一緒にやる事になった2人のアーティストも気に入ってくださり、他のギャラリーでも早速展覧会の話が進んだりで、今回の香港は、前回と比べものにならないくらいいい出張になりました。前回は風邪を引いてただただ辛かった事を思い出します。




2010年2月9日火曜日

谷口登茂子、吉光健大「呼吸」展 @ Art Beatus in香港




香港の老舗現代アートギャラリー、Art Beatusにて3月5日から26日までARIのアーティスト、谷口登茂子と吉光健大による展覧会「呼吸」が開催されます。



日本に古来から伝わる「気」。

「気」とは、「心」からでている目に見えない一種の触覚、波長のようなものであり、別のいい方をするならば「呼吸」という。呼吸とは、吐く行為と吸う行為の二つの行為を差している。切っても切れない関係。二つの行為の間に存在する「間」が、様々なリズムを生みだす。自身で感じる生命のリズムであり、そのリズムが相手に与える印象を造り出す。又、二人の人間の間に存在する呼吸のリズムが、二人の間に特別な関係を生み出す。

戦前に生まれ、戦後の広島で育った谷口と、30年以上経った戦後に生まれた吉光は世代の差こそあれ、「戦争」をきっかけにその制作スタイルを探求するところに共通点を見いだせる。

谷口は、広島の地で親戚を原爆で亡くし、今でも忘れる事ができない苦い想い出を胸の内に抱えている。「今という一瞬が存在するのは過去と未来を共に生きていること」と主張する谷口は、命が循環し、連鎖を繰り返す事を願ってやまない気持ちの現れであり、その思いがこの度の作品に「時間差」のコラージュとして表現されている。コラージュの間の線は、絆そのものであり、呼吸する生命の間を表している。

また吉光は、日本の現代の若者の多くがそうであるように、平和な日本でぶつける対象がない為に起こる虚無感や不穏さといった感情に向き合いながら、世界中に尚も存在し続ける「戦争」に目を向ける事でそのナイーブな内面をキャンバスの上に吐き出している。今回挑戦しているキャンバスに施された油彩を「えぐり取る」表現は、吉光が感じる現代の飽和状態にメスを入れ、過去に日本が体験した、又、今も尚続いている世界各国の戦争へのやりきれない思いをぶつけている。

張りつめる二人の「気合い」。この緊張感から生まれる二人のリズムは、言うまでもなく二人の「呼吸」となって、来場者の心に届くことでしょう。


展覧会         :「呼吸」
アーティスト      :谷口登茂子、吉光健大
会期          :2010年3月5日(金) - 3月25日(木)
時間          :11:30 - 19:30 (月 - 土)
オープニングセレプション:3月5日(金)18:00 - 20:00
会場          :Art Beatus
         50 Peel Street, Central, Hong Kong (new space)
               香港中環卑利街50號(新舖)
               tel : +852-2526-0818 (head office)
               email : dyiu@artbeatus.com.hk
               http://www.artbeatus.com
キュレーター      :中村友香 (ARI)

<アーティスト>
谷口 登茂子
第2次世界大戦中のソ連に近い北朝鮮で生まれ、終戦直後に日本へ帰国、原爆直後の広島で育つ。破壊と生産を繰り返す人間が地球上の全体のバランスを崩している事を痛感しながらも、連鎖する生命の神秘にも目を向け、循環
する命の大切さを訴えかけている。

吉光健大
1976年、神奈川県生まれ。2002年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。可能性を秘めた存在に強く惹かれる吉光は、自身を被害者にも加害者にもなりえる存在として認識し、制作や展示の場で自己の存在の確認作業として他
者とのコミュニケーションを築いている。

<ギャラリー>
Art Beatus
1992年に設立された、香港の中心、ギャラリーが多数点在するエリア、セントラルのSOHOに位置する現代アートのギャラリー。中国コンテンポラリーアートを扱う他、海外からの才能あるアーティストも常に探している。カナ
ダのバンクーバーに支店を持つ、インターナショナルなギャラリー。

<キュレーター>
中村友香
約10年間のニューヨーク滞在で映像を学び、帰国後広告やデザインのプロデュース業務を経て、2009年に独立。東京を拠点に国内のアーティストを世界に向けて発信し、又、海外のアーティストを国内に紹介する、アーティスト
マネージメントオフィスARIの代表を勤める。

展覧会詳細は、ARI中村までお問い合わせください。

ARI art management office
email   : yuka@ari-art.net
mobile : 080-3244-6992
fax        : 045-546-2361

2010年1月29日金曜日

香港展覧会準備中

3月5日〜3月25日まで開催される、ARIの2人のアーティスト、谷口さんと吉光くんによる展覧会「呼吸」がいよいよ開催間近になってきました。

成り行きとは言え、私にとってキュレーターとしての肩書きでの初の仕事となります。今回の動きは、薄々はキュレーターっぽいな〜とは思っていましたが、ギャラリーのプレスリリースをチェックしていた時に、堂々とキュレーターとして紹介されていたので、ちょっとドキドキしました。

こんな感じの流れでした。

5月 Art Beatusへアーティストのプレゼン
7月 アーティストを連れてディレクターとオーナーに紹介~展覧会決定
8月 契約内容の確認
8月~10月でコンセプトを詰めて、英訳してギャラリーに提出
11月 香港へ行き、スペースと搬入経路の確認。作品点数や搬入方法、時期も確認。
12月 ギャラリーが展覧会プレスリリースを開始
1月 ARIとしても展覧会情報を配信
2月 作品シッピング
3月 展覧会

ざっとこんな感じでした。

8月以来、この展覧会開催に向けてアーティストとプロジェクトを組んで、毎週火曜日の夜に集まり、コンセプトを話し合ったり、作品のチェックをしたり、谷口さんの夕飯をご馳走になったり、ワイン飲んだりしながらみんなで作り上げました。だから、私だけがキュレーターなのではなく、みんなで作り上げていった感じです。

今回は、殆ど新作なので、制作ペース等を考えると、これでも結構ぎりぎりのスケジュールでした。1回やってみないとわからないものですね。まだまだ先だ〜って思ってたんですが。気がつけば、来月すぐにシッピンングの見積もり査定の日が来てしまいます。谷口さんも吉光くんも今まさに追い込み中。がんばってください。

、、、でももっと短いスパンでこなす展覧会がシンガポールで5月に開催予定。まだステートメントも書いてない、、、がんばります。


2009年11月24日火曜日

アーティスト募集

私が活動しいる「ARI」という、コンテンポラリーアーティストのマネージメントで、以前ブログを通してアーティストの募集をしましたが、実は先月定員に満ちたので一旦募集を閉め切らさせていただきましたが、更なるプロジェクトが動きそうなので、あと2名程募集をする事にしました。

とり急ぎとしては、4月に開催予定のシンガポールでのグループ展に参加していただく為ですが、今後一緒に活動を共にできる方が望ましいです。

もし、ご興味のあるアーティストの方がいらっしゃいましたら、yuka@ari-art.netまで、作品4〜5点とresume、あればステートメントと今後の展望等を添えてお送りください。

お待ちしています。

中村

2009年11月10日火曜日

酔鯨館とアーティスト石丸運人




今日は、アーティストの石丸雅通さんの、鎌倉の自宅兼アトリエに隣接する美術館「酔鯨館」と、そこを継いで活動している友達であり、アーティストの石丸運人さんを紹介してみたいと思います。





鎌倉駅から小町通りを通り抜け、牡蠣丼で腹ごしらえをしつつ、鶴岡八幡宮を左に見ながらひたすら通りを進むと、なんとも風情豊な報国寺に到着。鎌倉駅から酔鯨館まではバスでの行き方が一般的だが、鎌倉のお寺の中で一番お薦めだと連れが主張するので、地図を見たらなんと道中だという事もあり、寄ってみました。竹林で着物女性の団体に遭遇し、写真に色を添えてくれました。




報国寺を後にどんどん奥に進み、山肌が見えてくる頃、突如巨大な鯨が現れました。山の中の巨大な鯨。なんだか、ちょっとしたファンタジー空間へたどり着いた感じです。


しかし、驚いたのは館内。なんとも独特な世界に飲み込まれそう、まさに酔いそうな感覚。はと気づき、ディテールに気を配ってみると、そこは確かに鯨が守る海の中の世界だったのでした。海の怪物、戦士(?)、はたまたポセイドンだったか、、、滅亡したと噂されるかつての大陸が海に沈み、伝説が生まれ、またそれが、現代に融合しているような。そこにいるだけで何万年前から一気に現代までの感覚が生まれてくるような。そんな空間です。




石丸運人くんとは、私がニューヨークから帰国した10年前くらいからの知り合いで、当時私は大手の会社を渡り歩き、石丸くんはよく「友香ちゃんは、ニューヨークにいて、そのあと〜〜〜」といった具合に丁寧に友達によく私の事を紹介してくれたものです。

彼の作品は、お父様の作品とはもちろん違うのですが、知り合って10年目にして始めて酔鯨館を訪れたわけですが、なんとなく共通の感覚を、本人は気づいていない部分で、多分精神的な部分で影響を受けているんだろうな、と感じました。彼の作品は、もし私が海外へ持って行ったとしても恥ずかしくない、むしろ誇りに思える作品です。彼の作品の写真が一枚もないので紹介できないのがとても残念です。でも本人は、自分が有名になる事に無頓着で、ただただひたすら作品を作り続けるタイプの作家です。昔、石丸くんが言ってました。

「一つのやり方を生涯かけて貫き通す。こういう作家になりたい。」

彼は、自身の死をもって完成する作品を作り続けているのかもしれません。だから、生きている内にキャリアを積んで、価値を付けて、という、一般的なアーティストとしての道を進まないのであろうか。昔言ってた事だけど、その意志はきっと変わってないだろうから、回りが石丸くんに、友香ちゃんにマネージメントしてもらいなよって薦めるんだけど、私も石丸くんも、「う〜ん、まあ、そうだよね〜」って流してしまう呼吸が存在している事実があったりもします。

彫刻は単に彼の生き様を形にしているツールなだけで、彼自身の行き方がアートなんだな。そう思える作家に会えるのは、とてもめずらしい事なので、このアーティスト石丸運人と、お父様の意志を受け継いでの美術館での彼の活動を、今後も見続けようと思います。




2009年9月24日木曜日

SHIFTへ寄稿しました:ブルーム

だんだん恒例になりつつある、SHIFTへの寄稿。

今回は、穴薪可南子が参加した「ブルーム:アートと香りの展覧会」です。

http://www.shift.jp.org/ja/archives/2009/09/bloom_exhibition.html


この記事を見て、連絡くださる方もいるので、
まんざら全く無駄な事をしてるわけではないのかな、と
ちょっと安心したりしてます。

2009年9月21日月曜日

アーティストマネージメントARIより、アーティスト募集

私が運営しているアートマネージメント「ARI」では、あと2名のアーティストを受け入れる事にしました。現在4名の日本人アーティストの活動を、アジア圏を中心にサポートしています。

ご興味のある方は以下のメールアドレスまで、CVと5~6点の作品画像をJPEGにてお送りください。

yuka@ari-art.net

中村宛まで




2009年7月12日日曜日

香港の火炭芸術村での初個展!台風の到来と共に・・・





先週、香港から帰国しました。

ARIのアーティスト、吉光健大の香港での初の個展の設置とオープニングに行ってきました。

当日は台風が来てて、天候が悪かったせいもあって人数は多くはありませんでしたが、にぎやかでなごやかな雰囲気のオープニングになりました。インスタレーションの精度が高く、来場者からとてもいい評価を得られたので、是非開催を1ヶ月延ばさせてもらえないか、とギャラリーからオファーがありました!どんどんやっていただきたいものです。



今回は、ARIの谷口登茂子さんも応援に駆けつけてくださり、3人でまる2日かけて「金魚鉢」をキーワードにインスタレーションしました。壁の色は、ブルーグレーに最初から塗っていただき、床はむきだしのコンクリがちょっと汚かったので、絨毯を買ってきてもらって引いたら、とても清潔感ある空間に変わりました。金魚鉢なので、最初は水の中のゆらめく感じを布で表現しようと思ったのですが、作品鑑賞の邪魔になるので、ライティングで奥行きを出して水感を出すなど、できる範囲でベストなインスタレーションができたと思います。

谷口さんが長年ウィンドウディスプレイをやっていらした方なので、今回の空間作りは教えていただいた事が沢山ありました。私の最初のアイディアに対して、「違う」という言葉を沢山もらいました。でも、私は否定するだけではいいものはできないと思い、何が違うのかを徹底的に彼女から聞き出すために、討論を繰り返しました。経験者から教えてもらう事は沢山あります。でも、多くの場合、本質までたどり着けずにいるんじゃないかと思います。同じ言葉を使っていても、教えられている方に同じレベルの認識がなければその教えは無駄になってしまいます。後でわかるケースもありますが、諦めないでその言葉の意味を徹底的にその場で理解しようとすると、その感覚は一生自分のものになるものなんだと、再認識しました。

ちなみに、当日の雨っぷりはこんな感じでした。不快指数150%
これでよく人が集まったな、という感じです。



オープニングに来ていただいた人と、夜に近くの屋台で。料理はどれも絶品でした。




2009年6月18日木曜日

吉光健大展覧会のオープニングで香港、火炭芸術村に行きます。





6月28日に行われる、吉光健大 香港での初の個展「フラットダンス」のオープニングの為、また香港に行く事になりました。

本当に、住んだほうがいいかなあ、しばらく。

実は、今回はオープニングの立ち会いは無理しなくていいですよ、とは展覧会会場の火炭(Fotan)芸術村にあるBlue Lotus Galleryに言われていたのですが、上海に2年間くらいず〜っと預けてた作品が直接ギャラリーに送られるので、作品の状態もチェックしたいし、吉光くんは、インスタレーション、というかスペース作るのが非常にうまいので、彼の技術&才能でちっちゃなホワイトキューブを金魚鉢に変えちゃいましょう、という話になり、私、吉光くんと、応援でARI所属の谷口登茂子さんも一緒に行く事になりました。なんか、旅行気分っぽくなってきたので、楽しくなってきました。

6月25日〜7月2日まで香港滞在予定です。

ちなみに、上2つの写真は、火炭(Fotan)芸術村です。芸術村?ってくらい、何にもコマーシャライズされておらず、やや世界の市場から取り残された香港のコンテンポラリーアートと中国コンテンポラリーアートの違いを感じます。インダストリアルな風景ですよね。実際、工場地帯です。なんもありません。でも、ビルの中に入ると、アトリエがびっしり!下2つは私が訪れた時に開催していたBlue Lotus Galleryの展覧会の様子とエントランスです。オシャレなギャラリーと表のインダストリアルさのギャップがもの凄いですよね。こういうところ、私的にはすっごい好きなんですよね。北京の798より、上海のM50より全然面白い。探検できますよ。だから、海外のアートエリアは楽しいですよね。エレベーターとかめっちゃくちゃでかいんですよ。工場だから。





Blue Lotus Gallery : Entrance