陶作家ルーシー・リィー、ジェニファー・リィー、木の作家エルンスト・ガンペールによる3人展です。企画ディレクション:三宅一生、会場構成:安藤忠雄。
一番圧巻だったのは、木の器でした。しかし、それは展示が彼の独特性を引き出すように展示されていたからの様に思う。陶芸のルーシー・リィーとジェニファー・リィーは、一つ一つの作品はとてもいいのに、その良さが全く伝わってきませんでした。空間としては気持ちがいいのですが、何故か作品とコミュニケーションを取ることがとても難しく、亡くなったルーシー・リィーと対話ができませんでした。
会場構成が安藤忠雄だったから、すごい期待していましたが、正直いって、その展示方法に怒りさえ覚えました。
建築家がキュレーションすると、作品をただの空間を美しくみせる「モノ」としてしか扱っていないのが直ぐに分かりました。この展示スペースは、セレブが集うパーティーのような会場だったら最高の空間だったと思います。でも、作品と閲覧者の関係があまりに遠く、一つ一つの作品に敬意を払っていない、あまりにも自己満足的な展示方法に、ほんとうにがっかりしました。
その頃、ちょうどスマップの草薙くんが逮捕されて日本全国が大騒ぎになっていたとは知らず、緑香る春の温かい午後、ミッドタウンの公園をがっかりしながら歩いていました。
6 件のコメント:
miwaちゃんもコレ行って怒ってたよ。
彼女の作品を手に取るように観たいのに、感じることが出来なかったみたいな。
私はまだ行っていませんが、ぜひとも行って確認してみたいものです。
あ、そう。やっぱり違和感感じるよね。是非行って憤慨してきてよ。
安藤忠雄か。。。
昔は知らないけど、いまは自己満以外の何者でもないでしょ。
上野毛駅の破壊っぷりで電車利用する度に実感してかなりウザイ。
げ〜知らなかった。本当だね。今調べたら安藤忠雄事務所ってなってた。ううう。
へぇ〜。こーゆー展示なら私も行ってみたい。
今度、こんなのあったら声かけてよ!
上野毛のレノベーションも安藤忠雄だったんだ。
知らなかったわ。完成したら見た目だけ美しく使いにくい駅になるんかな(笑)
そうならない事を願うけどね。
でも、人の噂より実際の体験したほうが早いよね。
私は、作品や展示を批評するのではなく、ただ単に人がアートに関心を持ってもらいたいから書いているんだけど、批評って人の酷評って人の興味をそそるものなんだな、って思います。
日本のコンテンポラリーアートには、批評をする人、というか基準がないから、話題にならないし、人も集まらないのかな。もっとお互い批評をし合って、刺激しあって、興味をそそって、それでのびて行くものなんですかね。考えさせられます。
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